診療支援
薬剤

ベリムマブ (belimumab)
生物
ベンリスタ
(gsk)
 静注 120 mg ¥16616 400 mg ¥54609 皮下注シリンジ200 mg ¥24994 オートインジェクター200 mg ¥24998

適応 既存治療で効果不十分な全身性エリテマトーデス(SLE)
用法 投与中は生ワクチンを接種しない.6か月以内に治療反応が得られない場合は継続を慎重に再考.静注無菌的に用時で溶解後250 mLので希釈.成人・5歳以上 1回10 mg/kg,初回・2週後・4週後に独立したラインで1時間以上かけて点滴静注 以後4週間間隔 皮下注 1回200 mg,1週間間隔で腹部・大腿部に皮下注.同一箇所への繰り返し投与回避
警告 施設肺炎,敗血症,結核等の感染症を含む緊急時に十分に措置できる 医師十分な知識・経験.有益性が危険性を上回ると判断される症例のみに使用.感染症リスクを増大させる可能性があり,又結核の既往歴を有する患者では結核を活動化させる可能性.関連性不明の悪性腫瘍の発現も報告.開始に先立ち,疾病を完治させる薬剤でないことも含め,有効性及び危険性を患者に十分説明し,理解したことを確認した上で,治療を開始.②致死的な感染症が報告.十分な観察を行う等感染症の発現に注意し,本剤投与後に感染症の徴候・症状が現れた場合には,速やかに担当医に連絡させる.③治療前に,ステロイド・免疫抑制薬等のSLE治療薬の使用を十分勘案する
禁忌 重篤な感染症,活動性結核 重大 ショック,アナフィラキシー,肺炎,敗血症,結核,進行性多巣性白質脳症(PML),間質性肺炎うつ病,自殺念慮,自殺企図 RMPニューモシスチス肺炎,HBV再活性化 注意 C(投与中・終了後少なくとも4か月間避妊) 在宅‍ 遮光・2-8℃
選び方・使い方 樹状細胞等が産生し,B細胞の代表的な共刺激分子である可溶性BAFFに対するヒト型抗体である.BAFFはSLEの病態形成過程で重要な役割を担う.SLEに対して初めて承認された生物学的製剤である.比較的安全性が高く,寛解導入,維持療法の双方に使用されている
Evidence 国際治

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