セフィキシム | 医学書院_医療情報サービス

適応急性気管支炎，肺炎，慢性呼吸器病変の二次感染，膀胱炎，腎盂腎炎，尿道炎，胆囊・胆管炎，中耳炎，副鼻腔炎，猩紅熱

用法腎高度腎障害：減量又は間隔をあける．カ成人・児30 kg以上：1回50-100 mg，2回/日．重症・効果不十分1回200 mg，2回/日　細児1回1.5-3 mg/kg，2回/日．重症・効果不十分1回6 mg/kg，2回/日

原則禁セフェム系薬過敏症歴　重大ショック，アナフィラキシー，TEN，SJS，無顆粒球症，溶血性貧血，血小板減少，急性腎障害，偽膜性大腸炎，間質性肺炎，PIE症候群，肝障害，黄疸　注意保気密容器　T1/22.3-2.5時間（50-200 mg）　排泄腎

選び方・使い方　広域経口セフェム系で，グラム陽性菌の他，大腸菌やインフルエンザ菌等グラム陰性菌に強い抗菌力を有する．但し緑膿菌には無効

Evidence　小児の発熱性好中球減少症を対象に，注射薬を継続する群と，セフィキシム内服に切り換えた群との比較で臨床効果に差を認めなかったため，外来治療へ移行でき，かつコストが削減できた（Clin Infect Dis 32 : 36-43, 2001）．淋菌に対する感受性が低下している（PLoS One 9 : e87849, 2014, Lancet Infect Dis 14 : 220-226, 2014）．シプロキサン耐性の腸内細菌による市中尿路感染症に有効（Infect Dis Ther 4 : 425-432, 2015）．初期の梅毒に対して，安全かつ有効率87%（Clin Infect Dis 73 : 907-910, 2021）．また妊婦の梅毒の治療薬となりうる可能性がある（BMC Infect Dis 20 : 405, 2020）．前立腺生検の際の尿路感染予防に有効（Cent European J Urol 73