適応 敗血症,感染性心内膜炎,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎・周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性・慢性症),腹膜炎,胆囊・胆管炎,肝膿瘍,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮傍結合織炎,化膿性髄膜炎,中耳炎,副鼻腔炎
用法 1-2 g/日,2回に分割,重症・難治性4 g/日まで増量,2-4回に分割,緩徐に静注.児40-100 mg/kg/日,重症・難治性150 mg/kg/日まで増量,2-4回に分割,緩徐に静注.未熟児・新生児:0-3日齢1回20 mg/kg,2-3回/日,4日齢以降1回20 mg/kg,3-4回/日,緩徐に静注.重症・難治性150 mg/kg/日まで増量,2-4回に分割.腎Ccr 50-31 mL/分:1回1 g 12時間毎,Ccr 30-16 mL/分:1回1 g 24時間毎,Ccr 15-6 mL/分:1回0.5 g 24時間毎,Ccr 5 mL/分未満:1回0.5 g 48時間毎.静注は蒸・生・ブに溶解.糖液・電解質液・アミノ酸製剤等の補液に加え,30分-2時間かけて点滴静注も可
原則禁 セフェム系薬過敏症歴 重大 ショック,アナフィラキシー,急性腎障害,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少,偽膜性大腸炎,SJS,TEN,間質性肺炎,PIE症候群,肝炎,肝障害,黄疸,脳症,昏睡,意識障害,痙攣,振戦,ミオクローヌス 注意 妊B1 在宅 保遮光 T1/21.6時間(0.5-1 g静注) 排泄 腎
選び方・使い方 グラム陽性菌に対する抗菌力はやや劣るが,緑膿菌を含めたグラム陰性菌に強い抗菌力を示す.ブドウ糖非発酵グラム陰性菌,及びセラチアに強い抗菌力.グラム陽性球菌には,肺炎球菌を除き効果は期待できない.腸球菌に対する抗菌力