診療支援
薬剤

セフォゾプラン塩酸塩 (cefozopran hydrochloride:CZOP)
ファーストシン
(武田テバ薬品)
 静注 500 mg ¥709 1 g ¥1007 (バッグ5%100 mL付)G 1 g ¥1653 (バッグ100 mL付)S 1 g ¥1548

適応 敗血症,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲膿瘍含む),肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,複雑性膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性・慢性症),腹膜炎,腹腔内膿瘍,胆囊・胆管炎,肝膿瘍,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮傍結合織炎,化膿性髄膜炎,眼窩感染,角膜炎(角膜潰瘍含む),眼内炎(全眼球炎含む),中耳炎,副鼻腔炎,化膿性唾液腺炎
用法 開始後3日を目安に中止又は他薬に切り替えを検討,投与期間は原則14日以内.いずれも緩徐に静注・30分-2時間で点滴静注.1-2 g/日,2回に分割 重症・難治性4 g/日まで増量,2-4回に分割.40-80 mg/kg/日 重症・難治性160 mg/kg/日まで増量,3-4回に分割.化膿性髄膜炎:200 mg/kg/日まで増量可,成人の上限用量を超えない.新生児(低出生体重児含む)1回20 mg/kg,0日齢1-2回/日,1-7日齢2-3回/日,8日齢以降3-4回/日 重症・難治性1回40 mg/kgまで増量可.静注はに溶解,点滴静注は糖液・電解質液・アミノ酸製剤等の輸液に加えて投与.バッグSは側を,バッグGは5%側を手で圧し隔壁を開通,溶解.Ccr 30 mL/分以下:減量又は間隔を調節する等慎重投与
禁忌 (バッグ)G:低張性脱水症 原則禁 セフェム系薬過敏症歴 重大 ショック,アナフィラキシー急性腎障害汎血球減少無顆粒球症顆粒球減少血小板減少溶血性貧血偽膜性大腸炎間質性肺炎,PIE症候群,SJSTEN痙攣DIC,肝炎,肝障害,黄疸 注意 尿赤-濃青色 在宅‍ 遮光 T1/21.56時間(1 g静注) 排泄
選び方・使い方 緑膿菌にも活性を有する.β-ラクタマーゼに安定だが,基質拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)に不安定.組織内移行良好
Evide

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