診療支援
薬剤

HR ドルテグラビルナトリウム・ラミブジン・アバカビル硫酸塩 (DTG/3TC/ABC)
授乳禁
トリーメク
(ヴィーブ)
 配合錠 1錠 ¥6865.6
トリーメク

適応 HIV感染症.①-③のいずれかに使用.①抗HIV薬未治療 ②INSTI以外の抗HIV薬既治療でウイルス学的抑制が得られていない ③DTG/3TC/ABCの組み合わせでウイルス学的抑制が得られている場合,又はウイルス学的失敗がなく切り替え前6か月間以上でウイルス学的抑制が得られ,本剤成分耐性関連変異をもたず,切り替えが適切と判断される抗HIV薬既治療
用法 1日1回1錠,食事の有無に関わらず投与.他の抗HIV薬を使用しない(DTG追加投与を必要とする場合を除く).カルバマゼピン,リファンピシン,フェニトイン,ホスフェニトイン,フェノバルビタール,セイヨウオトギリソウ含有食品併用:本剤投与の約12時間後に1錠投与.Ccr 30 mL/分未満・軽-中等度肝障害:テビケイ,ザイアジェン又はエピビルを使用
警告 ①ABCによる治療開始6週以内(中央値11日)に過敏症発現の恐れ(稀に致死的),以後も観察を継続.疑われる場合は直ちに中止,又ABCによる過敏症が発現した場合は直ちに担当医に報告させ,再投与不可(死に至る可能性).②呼吸器疾患(肺炎,気管支炎,咽頭炎),インフルエンザ様症候群,胃腸炎,又は併用薬による副作用と考えられる場合,胸部X線像異常の場合でABCによる過敏症が否定できない場合は直ちに中止,再投与不可.患者に過敏症について説明し,注意するカードを常に携帯させる.過敏症発現患者にはABC含有製剤を二度と服用しないよう指導 ③B型慢性肝炎合併では3TC中止によりB型慢性肝炎が再燃する恐れ.特に非代償性の場合,重症化する恐れ
禁忌 重度の肝障害 重大 過敏症,DIHSTENSJS多形紅斑赤芽球癆汎血球減少貧血,白血球減少,好中球減少血小板減少,膵炎,乳酸アシドーシス,重度の肝腫大(脂肪肝),横紋筋融解症,ニューロパチー,錯乱状態,痙攣,心不全,肝障害,黄疸

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?