診療支援
薬剤

ホスカルネットナトリウム水和物 (foscarnet sodium hydrate:PFA)
ホスカビル
(クリニジェン)
 静注 6 g 250 mL ¥10655

適応 ❶エイズ患者におけるCMV網膜炎,造血幹細胞移植患者におけるCMV感染症 ❷造血幹細胞移植患者におけるCMV血症 ❸造血幹細胞移植後のHHV6脳炎
用法 初回投与前及び毎回の点滴静注時は腎障害軽減のため,水分補給を十分に行い利尿を確保(利尿薬併用の場合はチアジド系).末梢静脈から投与は5%で2倍に希釈(中心静脈では希釈しない),点滴速度に注意,点滴静注以外は不可.点滴ポンプ使用が望ましい.❶初期1回60 mg/kg,3回/日,1時間以上かけて8時間毎,又は1回90 mg/kg,2回/日,2時間以上かけて12時間毎.2-3週間以上投与 維持1日1回90-120 mg/kg,2時間以上かける.再発を認めた場合,初期療法の用法・用量により再投与可 添付文書参照 ❷初期1回60 mg/kg,2回/日,1時間以上かけて12時間毎,1-2週間以上投与 維持1日1回90-120 mg/kg,2時間以上かける.再発を認めた場合,初期療法の用法・用量により再投与可 ❸1回60 mg/kg,3回/日,1時間以上かけて8時間毎
警告 頻回に血清Cr値等の腎機能検査.腎機能に応じた用量調節.電解質異常に伴う発作誘発の可能性あり,定期的に血清電解質測定等実施し慎重投与
禁忌 Ccr 0.4 mL/分/kg未満 併禁 ペンタミジン 重大 ショック,急性腎障害,心不全,心停止,血栓性静脈炎,痙攣発作,テタニー,呼吸抑制,麻痺性イレウス,失語症,認知症,横紋筋融解症,敗血症 注意 併用禁忌薬に加え,血清Ca濃度に影響を及ぼす薬剤(ループ利尿薬等),腎毒性を有する薬剤(アミノグリコシド系薬等)との併用に注意 B3 在宅‍ 排泄
選び方・使い方 造血幹細胞移植患者においては,他剤の治療効果が不十分又は忍容性に問題があると考えられる場合に投与.ガンシクロビルと同等の有効性といわれているが,腎

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