診療支援
薬剤

沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン
生物
プレベナー13
(ファイザー)
 皮下注 0.5 mL ¥薬価未収載

適応 肺炎球菌(血清型1,3,4,5,6A,6B,7F,9V,14,18C,19A,19F,23F)の感染症予防 ❶高齢者または肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者 ❷2か月以上-6歳未満:侵襲性感染症予防
用法 ❶1回0.5 mL筋注 ❷初回免疫1回0.5 mL,3回,27日間以上の間隔で皮下注.追加免疫1回0.5 mL,1回,皮下注,3回目接種から60日間以上の間隔
不適当 本成分・ジフテリアトキソイドによりアナフィラキシーを呈した者,明らかな発熱,重篤な急性疾患,前記以外の接種不適当な状態 重大 ショック,アナフィラキシー痙攣,血小板減少性紫斑病 RMP注射部位局所反応,過敏症,無呼吸 注意 B2 2-8℃
選び方・使い方 生後2か月-1回0.5 mLずつを3回(7か月以上12か月未満なら2回,12か月以上24か月未満なら1回),27日間以上の間隔で皮下注,1歳を過ぎて0.5 mLを1回追加接種.但し,3回目接種から60日間以上おく.24か月以上9歳までは1回接種.生後6週未満又は10歳以上の者に対する安全性及び有効性は確立していない.高齢者の侵襲性感染症の予防に適応はあるが,定期接種に用いることはできない
Evidence 国内における侵襲性肺炎球菌性疾患の76.5-93.7%が本剤に含まれる13種の血清型に起因(Epidemiol Infect 138 : 61-68, 2010,J infect Chemother 17 : 334-340, 2011,平成22年度厚生労働省科学研究補助金 新しく開発されたHib,肺炎球菌,ロタウイルス,HPV等の各ワクチンの有効性,安全性並びにその投与方法に関する基礎的・臨床的研究).国内臨床試験において,2-6か月齢の健康乳幼児193例を対象に本剤0.5 mLを計4回の接種で感染予防効果の期待できる

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