診療支援
薬剤

チアミラールナトリウム (thiamylal sodium)
イソゾール
(日医工)
 (溶解液付)500 mg ¥450
チトゾール
(杏林)
 静注(溶解液付)300 mg ¥460 500 mg ¥470

適応 ❶全身麻酔,全身麻酔の導入 ❷局所・吸入麻酔薬との併用 ❸精神神経科における電撃療法の際の麻酔 ❹局所麻酔薬中毒・破傷風・子癇等に伴う痙攣
用法 〔静注〕2.5%水溶液❶⑴全身麻酔の導入 初回2-4 mL注入,感受性により追加量決定.患者が応答しなくなるまで追加注入,応答がなくなった時の注入量を就眠量とする.更に就眠量の半量ないし同量を追加注入,他の麻酔法に移行.気管挿管の場合は筋弛緩薬を併用 ⑵短時間麻酔 ①患者とコンタクトを保ちながら2-3 mLを10-15秒位で注入後30秒間観察,更に必要なら2-3 mLを同速度で注入,応答がなくなった時の注入量を就眠量とする.手術に先立ち,更に2-3 mLを同速度で分割注入すれば10-15分程度の麻酔が得られる.②短時間で手術が終了しない場合,注射針を静脈中に刺したまま呼吸,脈拍,血圧,角膜反射,瞳孔対光反射等に注意しながら,必要な麻酔深度を保つように1-4 mLを分割注入 1回最大1 g ❷2-4 mLを間欠的に静注.点滴投与:静脈内点滴麻酔法に準じる ❸12 mLを25-35秒で注入,必要な麻酔深度に達したことを確認,直ちに電撃療法を行う ❹全身状態を観察しながら,2-8 mL,痙攣が止まるまで徐々に注入.
イソゾール 場合により次の方法を用いる:〔腸注〕10%水溶液,20-40 mg/kgを基準.注入後15分で麻酔に入り,約1時間持続.〔筋注〕2-2.5%水溶液(7歳以下:2%)を大腿・上腕部筋肉等,筋肉の多い部位に筋注,20 mg/kgを基準.一度に全量注入は不可,全量を2-3等分し,5分毎に必要に応じて追加投与.注入後5-15分で麻酔に入り,約40-50分持続.筋注はやむを得ない場合にのみ必要最小限とする.同一部位への反復注射は行わない.神経走行部位を避ける
禁忌 ショック・大出血による循環不全,重症心不全,急性

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