診療支援
薬剤

デクスメデトミジン塩酸塩 (dexmedetomidine hydrochloride)
授乳禁
プレセデックス
(ファイザー)
 静注 200 μg 2 mL ¥2569 (シリンジ)200 μg 50 mL ¥2501
GE静注
デクスメデトミジン
(各社)
 (シリンジ)
デクスメデトミジン
(ニプロ)

適応 ❶集中治療の人工呼吸中・離脱後の鎮静 ❷成人の局所麻酔下の非挿管での手術・処置時の鎮静 ❸小児の非挿管での非侵襲的な処置及び検査時の鎮静
用法 はプレセデックスのみ.バイアルでは48 mLを添加.投与速度の減速を考慮.❶初期負荷投与(小児では行わない):6 μg/kg/時,10分間持続静注.維持投与:0.2-0.7 μg/kg/時(開始は0.4 μg/kg/時を目安),持続静注.適宜減速.維持投与から開始も可 6歳以上:0.2 μg/kg/時,至適鎮静レベルが得られるよう0.2-1 μg/kg/時.修正在胎45週-6歳未満:0.2 μg/kg/時,至適鎮静レベルが得られるよう0.2-1.4 μg/kg/時.速度上昇の場合,0.1 μg/kg/時あたり3-4分又はそれ以上で緩徐に調節 ❷初期負荷投与:6 μg/kg/時,10分間持続静注.維持投与:0.2-0.7 μg/kg/時(開始は0.4 μg/kg/時を目安),持続静注.適宜減速 ❸初期負荷投与:12 μg/kg/時(2歳以上),9 μg/kg/時(1か月-2歳未満),10分間持続静注.維持投与:1.5 μg/kg/時,持続静注.適宜減速
警告 ①低血圧,高血圧,徐脈,心室細動等が現れ,心停止に至る恐れ.施設呼吸状態,循環動態等の全身状態を継続的監視可能な設備・緊急時措置可能な施設,医師薬理作用を正しく理解し集中治療・非挿管下の鎮静時の患者管理に熟練した医師のみ使用.では小児集中治療に習熟した医師が使用.②迷走神経の緊張亢進,急速静注・単回急速投与等,通常以外の使用法で,重篤な徐脈,洞停止等の報告.定められた使用法に従い,緩徐な持続注入を厳守.症状がみられたら適切な処置を行う
重大 低血圧,高血圧,徐脈,心室細動,心・洞停止,低酸素症,無呼吸,呼吸困難,呼吸抑制,舌根沈下 RMP高血糖,離脱症候群 

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