診療支援
検査

本書の収録データと凡例

臨床検査の考え方と注意事項

 臨床検査データを扱ううえで基本となるべき考え方と実際の現場で注意しなければならない重要事項について,総論的に解説している.今版では「新型コロナウイルス感染症の動向」を特別掲載した.


検査計画の進め方

 本章では,目的が明確でない“無駄な検査”を省くことを主眼に,“必要な検査”の選択,効率のよい検査の進め方など,適切な検査計画のモデルを示した.


基本検査テクニック

 自ら実施することが望まれる基本的な検査項目の手技および判読方法について,図を中心に解説した.


検査各論

 必要な情報をすぐにピックアップできるようきめ細かい見出しを設け,約850の検査項目について,それぞれ解説している.また,データの羅列に終わらぬように「異常値のでるメカニズム」「臨床的意義」など,知っておきたいポイントを簡潔な文章でまとめている.それぞれの見出しについては凡例1を参照.


疾患と検査

 約300の疾患について,異常値,経過観察のための検査とその測定頻度,診断上のポイントなどを簡潔にまとめた.それぞれの見出しについては凡例2を参照.


付録

 臨床検査にかかわる貴重な情報として,①特定健康診査と保健指導対象者の選定,②共用基準範囲(JCCLS),③日本人小児の臨床検査基準値,④保険点数一覧(臨床検査分野),⑤有害事象共通用語規準v5.0日本語訳JCOG版,⑥検査値に影響を及ぼす薬剤一覧,を掲載した.また,巻頭に「カラー図譜」,「付録」内に「パニック値とその原因病態・危険病態」をまとめた.


凡例1〔検査各論〕

検査項目名〔略語〕《同義・類義語〔略語〕》

英語表記《同義・類義語》

 ・検査項目名にその略語と英語表記を併記した.

 ・《 》は同義語,または類義語を表す.

 ・〔 〕は略語,または化学式を表す.


★★★

 ・主要な検査項目名には★マークを付した.★の数(1~3個)には,以下に示す意味

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