基準値
・アルブミン(Alb):60.5~73.2%
・α1-グロブリン:1.7~2.9%
・α2-グロブリン:5.3~8.8%
・β-グロブリン:6.4~10.4%
・γ-グロブリン:11~21.1%
測定法 セルロースアセテート膜電気泳動法
検体量 血清0.5mL
日数 2~4日
目的 M蛋白や特定の蛋白欠損(低下)症のスクリーニング
Decision Level
●臨床診断に役立つパターンをあげる
・無Alb血症:Alb↓
・ネフローゼ症候群:Alb↓,α2↑
・α1-アンチトリプシン欠損症:α1↓
・無トランスフェリン血症:β↓
・無(低)免疫グロブリン血症:γ↓
・肝硬変:(Alb,α1,α2)↓,γ↑,β-γ bridging
・M蛋白〔単クローン性免疫グロブリン(monoclonal protein):多発性骨髄腫,マクログロブリン血症,良性M蛋白血症などでみられる〕:γに急峻なピーク
[対策]電気泳動免疫固定法
関連リンク
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- 臨床検査データブック 2023-2024/抗カルジオリピン-β2-グリコプロテインⅠ複合体抗体〔抗CL-β2-GPⅠ抗体〕 [保]*
- 新臨床内科学 第10版/【23】意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症