診療支援
検査

Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体〔M2BPGi〕《M2BP糖鎖修飾異性体》   194点
Mac-2 binding protein glycosylation isomer
片倉 芳樹
(あおば胃腸内科クリニック院長)
四柳 宏
(東京大学医科学研究所教授・先端医療研究センター感染症分野)

基準値 陰性(-)(カットオフインデックス値 1.00未満)


測定法 CLEIA法


検体量 血清0.5mL


日数 2~5日


目的 慢性肝疾患における肝線維化の評価


Decision Level

●陽性2+(カットオフインデックス値3.00以上)

[高頻度]肝硬変 [可能性]正常肝,慢性肝炎 [対策]肝機能検査,他の線維化マーカーの測定,画像診断,肝生検

●陽性1+(カットオフインデックス値1.00~3.00)

[高頻度]慢性肝炎 [可能性]正常肝,肝硬変 [対策]肝機能検査,他の線維化マーカーの測定,画像診断,肝生検


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 Mac-2 binding protein(M2BP)は多くの糖鎖をもつ糖蛋白質で,肝線維化の進展に伴い上昇する.これに加え,肝線維化の進展に伴い特異的に増加する糖鎖結合蛋白であるノダフジレクチン(Wisteria floribunda agglutinin

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