診療支援
検査

α2-マクログロブリン   138点(包)
α2-macroglobulin
片倉 芳樹
(あおば胃腸内科クリニック院長)
四柳 宏
(東京大学医科学研究所教授・先端医療研究センター感染症分野)

基準値

・男性:100~200mg/dL

・女性:130~250mg/dL


測定法 ネフェロメトリー法


検体量 血清0.4mL


日数 4~7日


目的 ①プロテアーゼ阻害薬の1つとして前立腺癌の治療効果判定,②DICやネフローゼ症候群の診断補助


Decision Level

●40mg/dL以下(高度減少)

[高頻度]造血器腫瘍,骨転移を伴う前立腺癌,末期癌 [可能性]遺伝性α2-マクログロブリン欠損症 [対策]血液・骨髄像,腫瘍マーカー,画像診断

●40mg/dL~基準下限(減少)

[高頻度]造血器腫瘍,前立腺癌,末期癌,DIC,関節リウマチ,腎不全,低エストロゲン血症,肝障害 [可能性]筋萎縮性側索硬化症,Ehlers-Danlos症候群 [対策]「高度減少」と同様,原疾患の検索

●基準上限以上(増加)

[高頻度]糸球体腎炎,ネフローゼ症候群,糖尿病,高エストロゲン血症 [可能性]ataxia telangie

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