診療支援
検査

ビリルビン 間接ビリルビン  
★★
indirect bilirubin
木下 誠
(東レ(株)医務室)

基準値

・0.1~0.8mg/dL(アルカリアゾビリルビン法)

・0~0.8mg/dL(酵素法,比色法)


測定法 アルカリアゾビリルビン法,酵素法,比色法


検体量 血清0.5mL


日数 2~4日


目的 ビリルビン産生の把握


Decision Level

●0.9~5mg/dL(軽度増加)

[高頻度・可能性]溶血性貧血,新生児黄疸,Gilbert症候群,Crigler-Najjar症候群Ⅱ型,シャント高ビリルビン血症,心不全,Lucey-Driscoll症候群 [対策]原疾患の治療

●5~20mg/dL(中等度増加)

[高頻度・可能性]Crigler-Najjar症候群Ⅱ型,新生児黄疸 [対策]原疾患の治療

●20mg/dL以上(高度増加)

[高頻度・可能性]Crigler-Najjar症候群Ⅰ型 [対策]核黄疸に対処


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 ビリルビンはヘム蛋白が処理されて生成される物質である.体内で産生

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