基準値 100~800μEq/L
測定法 酵素法
検体量 血清0.3mL
日数 2~4日
目的 脂肪細胞異化の指標
Decision Level
●100μEq/L以下(減少)
[高頻度・可能性]下垂体機能低下症,甲状腺機能低下症,インスリノーマ,Addison病,食後,グルコース注射,薬剤(インスリン,β遮断薬) [対策]原疾患の治療
●800μEq/L以上(増加)
[高頻度・可能性]糖尿病,肥満,甲状腺機能亢進症,Cushing症候群,褐色細胞腫,先端巨大症,心筋梗塞,ネフローゼ症候群,肝硬変,ストレス,飢餓,薬剤の影響(α遮断薬,カフェイン,テオフィリン,L-ドーパ) [対策]原疾患の治療
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
血液中の脂肪酸のほとんどはコレステロール,リン脂質,トリグリセライドとして存在し,遊離の状態で存在するのは全体の約5%である.血中のFFAのほとんどは,ホルモン感受性リパーゼ(HS