診療支援
検査

マロンジアルデヒド修飾LDL〔MDA-LDL〕   194点
malondialdehyde-modified low density lipoprotein
木下 誠
(東レ(株)医務室)

基準値

・64±18U/L(男性45歳未満,女性55歳未満)

・83±22U/L(男性45歳以上,女性55歳以上)


測定法 サンドイッチELISA


検体量 血清0.3mL


日数 10~14日


目的 動脈硬化惹起性リポ蛋白である酸化LDL量の指標


Decision Level

●増加(基準値以上)

[高頻度・可能性]高LDL-コレステロール血症,小粒子LDL増加,糖尿病,虚血性心疾患 [対策]原疾患の治療,動脈硬化リスクの軽減


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 酸化LDLは血管内皮下でマクロファージに取り込まれ,粥状動脈硬化の発症原因となるリポ蛋白の1つである.リポ蛋白の酸化変性は蛋白,脂質のどの部分でも起こりうるが,マロンジアルデヒド(MDA)はLDLの脂肪酸が酸化変性を受けたときに生じるアルデヒドのなかで最も多量に存在する物質である.単クローン抗体を用いて血液中MDAを有するLDLをELISAで測定する

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら