基準値 全血総ビタミンB2:66~111ng/mL(175~295nmol/L)
測定法 HPLC
検体量 全血0.5mL
日数 3~5日
目的 ビタミンB2栄養状態の判定
Decision Level
●60ng/mL以下(低値)
[高頻度]ビタミンB2欠乏症 [可能性]肝障害,糖尿病,甲状腺機能亢進症,副腎皮質機能低下 [対策]ビタミンB2の経口投与.ビタミンB2の腸管吸収性は良好で,大量投与の場合にもビタミンB1のように易吸収性誘導体を用いる必要はない
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
ビタミンB2は血中にFAD(flavin adenine dinucleotide),FMN(flavin mononucleotide,riboflavin 5'-phosphate),FR(free riboflavin)の3型が存在する.三者を併せて総ビタミンB2と呼ぶ(FRに換算).
ビタミン欠乏症では全血
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