基準値
●成長ホルモン(GH)
GHの奇異反応をみる負荷試験として実施した場合,GHが前値の2倍以上の増加をもって奇異反応ありとする
なおTRH負荷試験はGHの奇異反応をみる以外にプロラクチン(PRL)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌予備能を調べるためにも実施される.その場合の基準値を参考としてあげる
●PRL 前値の2倍以上でかつ
・女性:頂値30~65ng/mL
・男性:頂値15~30ng/mL
を満たす
●TSH 前値の2倍以上ないし頂値10μU/mL以上で正常(共に頂値は15~30分でみられる)
測定法 TRH200μg(ヒルトニン®1アンプルは500μg)を単回静注,投与前(0分),投与後15,30,45,60,120分に採血,GHと必要に応じてPRL,TSHを測定(RIA,EIA,CLEIA,FIA,CLIA法)
検体量
・GH測定用:各血清0.5mL
・GHとPRL,TSHを併せて測定する場