基準値 7.2~63.3pg/mL
測定法 RIA(固相法),FIA
検体量 血漿0.5mL(必ずEDTAの入った特別容器で採血)
日数 3~5日
目的 副腎皮質機能異常の診断と評価
Decision Level
表85図参照.
■高値
●コルチゾール高値の場合
[高頻度]Cushing病(ACTH産生下垂体腺腫) [可能性]異所性ACTH症候群,異所性CRH産生腫瘍,結節性副腎過形成の一部,神経性食欲不振症,うつ病,ストレス,原発性コルチゾール不応症 [対策]①Cushing病ではACTHの基礎値は基準上限から数百pg/mLであることが多く,その平均は異所性ACTH症候群の基礎値に比べて低いことが多い.ACTH依存性の高コルチゾール血症の鑑別にはデキサメタゾン抑制試験が必要.②ACTH基礎値がきわめて高値である場合は異所性ACTH症候群の可能性が高くなる.また,異所性ACTH症候群から放出されるACTHに