基準値 80~180ng/dL
測定法 ECLIA,RIA(固相法),EIA,CLEIA
検体量 血清0.3mL
日数 1~3日
目的 ①甲状腺機能亢進症の診断,②T3優位型Basedow病の判定
Decision Level
●800ng/dL以上(高度増加)
[高頻度]Basedow病による甲状腺機能亢進症 [可能性]T3製剤内服中 [対策]甲状腺クリーゼに移行するおそれがあるため,速やかに治療を開始する
●180~800ng/dL(軽度~中等度増加)
[高頻度]軽症のBasedow病,無痛性甲状腺炎,亜急性甲状腺炎,T3甲状腺中毒症,T3製剤内服中,正常妊婦 [可能性]甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生下垂体腺腫,甲状腺ホルモン不応症 [対策]血中遊離T3(FT3)とTSHおよびTSHレセプター抗体を測定する
●50~80ng/dL(軽度減少)
[高頻度]種々の甲状腺機能低下症,euthyroid sick