診療支援
検査

抗ミュラー管ホルモン〔AMH〕   600点
anti-Müllerian hormone
岩瀬 明
(群馬大学大学院教授・産科婦人科学)

基準値

●女性

・22~25歳:0.28~8.01ng/mL

・26~30歳:0.29~12.2ng/mL

・31~35歳:0.07~10.0ng/mL

・36~40歳:9.23ng/mL以下

・41~45歳:4.48ng/mL以下

(測定キットにより異なる)


測定法 EIA,CLEIA,ECLIA


検体量 血清0.5mL


日数 2~4日


目的 調節卵巣刺激における治療方針の決定,卵巣予備能の評価


Decision Level

■調節卵巣刺激における治療方針の決定

 減少・増加を判断するカットオフ値の設定はない.

[対策]値に応じて調節卵巣刺激に用いる薬剤(下垂体性ゴナドトロピン製剤)投与量を変更する.ホリトロピンデルタ(レコベル®)皮下注ペンでは,抗ミュラー管ホルモン(AMH)値と体重による投与量の算出法がある

■卵巣予備能の評価

●1.1~1.2ng/mL以下(減少)

[高頻度]調節卵巣刺激に対する低反応予測 [対策]

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