診療支援
検査

C-ペプチド〔CPR〕   111点(包)
connecting peptide immunoreactivity
大原 毅
(兵庫県立はりま姫路総合医療センター副院長・糖尿病・内分泌内科部長)

基準値

・血中CPR:1.2~2ng/mL,1.7±0.1ng/mL(空腹時)

・1日尿中C-ペプチド排泄量:24~97μg/日


測定法 RIA,EIA


検体量

・血清0.3mL

・尿1mL


日数 2~4日


目的 ①内因性膵β細胞機能の検索(特にインスリン治療患者に対して),②糖尿病の病型分類,③インスリノーマの診断


Decision Level

●0.5ng/mL以下(高度減少)

[高頻度]1型糖尿病 [可能性]2型糖尿病のSU薬二次無効例 [対策]インスリン治療を行う

●0.5~1.2ng/mL(軽度減少)

[高頻度]2型糖尿病 [可能性]境界型耐糖能異常症例(IGT) [対策]2型糖尿病に対しては経口血糖降下薬の適応を考える.IGTに対しては75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行い,糖尿病か否かを明らかにする

●2ng/mL以上(増加)

[高頻度]肥満者,慢性腎不全 [可能性]2型糖尿病の早期,肝硬変,インス

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