診療支援
検査

染色体検査   2,553点
cytogenetics
伊豆津 宏二
(国立がん研究センター中央病院・血液腫瘍科長)

基準値 表101,表102を参照


測定法 表101,表102を参照


検体量 表101,表102を参照(抗凝固剤はヘパリン)


日数 表101,表102を参照


目的 先天性疾患の診断,造血器疾患の診断


NOTE‍ 保険点数:分染法を行った場合は397点を加算する


Decision Level

 染色体検査にて特異的な異常があれば診断が確定する先天性疾患,造血器腫瘍がある

●適応

①先天性疾患(常染色体異常,性染色体異常).②習慣性流産,不妊などの原因検索.③羊水による出生前診断.④遺伝性疾患保因者の検索.⑤白血病などの血液疾患(特に造血器腫瘍).⑥骨髄移植の経過観察.⑦固形腫瘍

●染色体に異常を示す疾患

 表103,表104を参照


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 ヒトの染色体は1から22番までの22対の常染色体とX,Yの性染色体,つまり,46,XXか46,XYのいずれかの構成をしている.染

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