基準値
・Duke法:1~3分
・Ivy法:1~5分
測定法 Duke法,Ivy法
目的 生体を用いた出血傾向の存在の評価
Decision Level
●20分以上(高度延長)
[高頻度]血小板減少症(再生不良性貧血,白血病,DICなど),von Willebrand病 [可能性]血小板の質的異常(血小板無力症など),血管異常 [対策]血小板数測定,血小板機能検査,毛細血管抵抗試験を追加して検査する
●10~20分(軽度延長)
[高頻度]血小板減少症(特発性血小板減少症),抗血小板薬,クマリン系など薬剤の投与,技術的ミス [対策]前項と同様であるが,病歴の検討,出血時間の再検も必要
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
出血時間は,皮膚に切創を作り,そこからの出血が一次止血,すなわち血小板血栓形成により止まるまでの時間を測定するものである.止血機構には,血小板,凝固因子,血管の因子が関与しており,これらのどれ