診療支援
検査

凝固因子活性検査 プロトロンビンフラグメント1+2〔PF1+2〕   192点(包)
prothrombin fragment 1+2
神田 善伸
(自治医科大学教授・内科学講座血液学部門)

基準値

・Enzygnost F1+2:0.44~1.1nmol/L

・Thrombonostika F1+2:0.45±0.2nmol/L


測定法 ELISA


検体量 血漿0.2mL


日数 2~4日


目的 凝固系の亢進・抑制の評価


Decision Level

●基準値以上(増加)

[高頻度]DIC,血栓症(心筋梗塞・脳梗塞を含む),術後,悪性腫瘍,周産期 [可能性]大動脈瘤,糖尿病,膠原病,妊娠高血圧症候群 [対策]TAT,可溶性フィブリン(SF),Dダイマー,PICなどの測定.DICあるいはpre-DICの状態にあるかを判定し,早期診断,早期治療を考慮する.原疾患の検索

●5nmol/L以上(高度増加)

[高頻度]DIC,血栓症(心筋梗塞・脳梗塞を含む),多臓器不全,転移性悪性腫瘍 [可能性]大動脈瘤,糖尿病,膠原病,妊娠高血圧症候群 [対策]DICの有無を確認.原疾患の治療,ヘパリンなど抗凝固療法の適応

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