診療支援
検査

t-PA・PAI-1複合体〔PAIC〕   240点(包)
tissue plasminogen activator-plasminogen activator inhibitor-1 complex
橋口 照人
(鹿児島大学大学院教授・血管代謝病態解析学分野)

基準値

・男性:17ng/mL以下(10±4ng/mL)

・女性:10ng/mL以下(6.5±3ng/mL)


測定法 ELISA


検体量 血漿0.3mL(クエン酸加)


日数 2~8日


目的 線溶亢進状態の把握と血管内皮細胞機能の評価


Decision Level

●基準値上限~40ng/mL(増加)

[高頻度]多臓器不全症候群(MODS)のないDIC,急性心筋梗塞,癌,肝硬変,敗血症 [可能性]血栓症,血管炎,過度の運動,慢性腎不全 [対策]組織プラスミノゲンアクチベータ(t-PA),プラスミノゲンアクチベータインヒビター(PAI-1),プラスミノゲン(Plg),α2-プラスミンインヒビター(α2-PI),プラスミン・α2-プラスミンインヒビター複合体(PPIC),フィブリン/フィブリノゲン分解産物(FDP)などの測定,原疾患の診断と治療

●40ng/mL以上(高度増加)

[高頻度]MODSを伴ったDIC,肝

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