基準値 陰性
測定法 冷却沈殿法
検体量 37℃で採血,凝固,遠心して得た血清1mL
日数 4~6日
目的 クリオグロブリン血症の診断
Decision Level
●陽性(クリオグロブリンの検出)
[高頻度・可能性]本態性クリオグロブリン血症,多発性骨髄腫,マクログロブリン血症,リンパ増殖性疾患,その他の悪性腫瘍,膠原病,自己免疫疾患〔全身性エリテマトーデス,関節リウマチ,全身性強皮症,多発性筋炎,Sjögren症候群,クリオグロブリン血管炎,紫斑病性腎炎など〕,感染症(亜急性細菌性心内膜炎など),肝疾患(C型肝炎) [対策]原疾患の精査と治療
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
クリオグロブリンとは,37℃以下に冷却すると白色沈殿物を形成し,37℃に再加温すると溶解する血清の異常蛋白のことで,その本体はリウマチ因子を中心とする免疫グロブリンである.
クリオグロブリンを形成する免疫グロブリンが単クローン