基準値 陰性(5.0U/mL未満)
測定法 ELISA
検体量 血清0.4mL
日数 2~8日
目的 視神経脊髄炎(neuromyelitis optica;NMO)の診断
Decision Level
●陽性
[高頻度]NMO,NMO関連疾患 [対策]頭部や脊髄のMRI,脳脊髄液検査などを行い,診断を確定し,治療を行う
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
従来多発性硬化症の亜型と考えられてきた,視神経と脊髄を病変の主座とする中枢神経の炎症性疾患であるNMOに,特異的に抗AQP4抗体が陽性となることが報告され,同抗体はNMOの診断に有用であるとともに病態にも関わる因子と考えられている.多発性硬化症とNMOでは病態が異なり,再発予防のための治療法が異なることが明らかとなっており,両者の鑑別は臨床的にもきわめて重要である.視神経炎あるいは脊髄炎のどちらか一方のみを呈する症例でも陽性となることがあり,同様の病
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