測定法 スライド法,試験管法
検体量
・ABO式:全血1mL
・Rh式:全血1mL
日数 当日
目的 ABOおよびRh式血液型の判定による不適合輸血の防止
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
■ABO式血液型検査(検査手技は→を参照)
患者血球の抗原を調べるオモテ試験,患者血清中の抗A,抗B抗体の存在を調べるウラ試験の両方を実施し,その結果の一致により血液型を判定する.しかし一致しない場合もある.特に新生児では一致しない例が多い.
ABO型の各型の頻度は日本人において,ほぼA:O:B:AB=4:3:2:1である.
なお輸血の場合は,必ず交差試験を行うこと.
NOTE 血液型誤判定と医療事故
異型輸血による医療事故が後を絶たない.輸血の発注から実施までの種々の段階での過ちが事故につながる.特に,血液型やクロスマッチ