基準値 陰性
測定法 以下の2つの目的・方法がある
①糞便からのベロ毒素の直接検出
②分離した大腸菌のベロ毒素産生性試験
免疫学的にVTを検出するための市販簡易検出キットがある
●EIA法(ELISA法) 大腸菌・ベロ毒素キット オーソVT1/VT2(オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス)
●イムノクロマト(IC)法 デュオパス®・ベロトキシン(極東製薬/メルク),キャピリア®VT(タウンズ)
●RPLA法 VTEC-RPLA(デンカ)
「大腸菌ベロ毒素キット オーソVT1/VT2」では糞便からの毒素検出試験が可能.他の検出キットは,いずれも分離菌株の毒素産生性試験のみ
検体量 糞便5g(本検査のみでは,1g以下で可能であるが,以後の検査に必要),または分離した大腸菌株
日数 3時間(院内検査)~2日間(RPLA法)
目的 腸管出血性大腸菌感染症(感染症法では三類感染症)の診断