基準値
●IgM型HA抗体
・CLIA:陰性(0.8未満).0.8~1.1の場合は判定保留
●IgG型HA抗体
・CLIA:陰性(1.00未満)
測定法 CLIA
検体量 血清0.2mL
日数 2~5日
目的 A型肝炎ウイルス感染の有無の評価(現感染か既感染か)
Decision Level
●IgM型HA抗体:陽性(CLIA:1.2以上)
[高頻度]急性A型肝炎(確定診断できる) [対策]原疾患の治療
●IgG型HA抗体:陽性(CLIA:1.00以上)
[高頻度]A型肝炎,HAV感染の既往,A型肝炎ワクチン接種後 [対策]以前のHA抗体検査は,IgG,IgM,IgA型HA抗体の総和であったが,現在はIgG型を測定している.IgM型HA抗体が陰性でIgG型HA抗体が陽性の場合はHAVの既往感染を示す.血液生化学検査によるビリルビン値,トランスアミナーゼなども参考にして判定をする.全クラスのHA抗体を検出する検査試薬