基準値
・3.5ng/mL以下(EIA,ECLIA)
・2ng/mL以下(RIA,IRMA)
測定法 EIA,ECLIA,RIA,IRMA
検体量 血清0.5mL
日数 3~5日
目的 肺癌(特に扁平上皮癌)の診断,治療効果,再発の指標
Decision Level
●高値
[高頻度]肺癌(扁平上皮癌),食道癌,胃癌,結腸・直腸癌,卵巣癌,肝癌,子宮癌 [可能性]肝良性腫瘍,肺良性腫瘍,間質性肺炎,放射線肺臓炎,肺結核 [対策]肺扁平上皮癌では,Ⅰ期,Ⅱ期の早い時期に60%以上の陽性率となり,画像診断,血液学的検査を行うことで診断を確定し,手術などの根治的治療を行う.サイトケラチン19フラグメントは偽陽性が少ないマーカーであり,陽性例には,婦人科領域,消化器を含めた精査を必要とする.また,治療後のフォロー中にサイトケラチン19フラグメントの上昇をみた場合,それが,画像診断などでの再発確認に先立ってみられるこ