基準値 陰性
測定法 次世代シーケンシング(NGS)
検体量 ①腫瘍組織等由来のホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体,②血液8.5mL
日数 ①16~19日,②12~15日
目的 固形癌におけるエヌトレクチニブの適応判定
Decision Level
●陽性(融合遺伝子の存在)
[高頻度]成人では,乳腺分泌癌,唾液腺分泌癌,小児では,非脳幹高悪性度神経膠腫,乳児型線維肉腫 [対策]進行・再発例では,エヌトレクチニブ(ロズリートレク®)の投与を検討する
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
NTRK1/2/3は,神経栄養性チロシンキナーゼ受容体をコードしており,神経細胞の生存・発達・機能を制御している.一方,癌原性遺伝子としての機能があり,染色体転座の結果他の遺伝子(ETV6,LMNA,TPM3など)と融合することにより,恒常的な活性化体となり,癌細胞の増殖を促進し,生存を延長させる.
判読
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