基準値 ジストロフィン遺伝子の欠失を認めない
測定法 マルチプレックスPCR法でジストロフィン遺伝子の欠失の有無を判定
検体量 血液7.0mL(EDTA-2Na加)
日数 14~18日
目的 Duchenne型筋ジストロフィー(DMD)ならびにBecker型筋ジストロフィー(BMD)の遺伝子診断
Decision Level
マルチプレックスPCR法はジストロフィン遺伝子の欠失の好発部位のエクソンを複数のプライマーセットを用いて同時にPCRで増幅する方法である.ChamberlainとBeggsの2つのプライマーがある.結果の解釈は以下のとおり.
●ジストロフィン遺伝子の欠失あり
[高頻度]DMDまたはBMDである
●ジストロフィン遺伝子の欠失なし
[可能性]欠失の好発部位以外の場所の変異,重複,点変異などの微小変異の可能性は否定できないため,DMD,BMDを否定することはできない
異常値のでるメカニズムと臨
関連リンク
- 今日の皮膚疾患治療指針 第5版/変動性進行性紅斑角皮症
- 今日の皮膚疾患治療指針 第5版/母斑様基底細胞癌症候群
- 標準的医療説明/遺伝性疾患が疑われる場合の遺伝学的検査
- 臨床検査データブック 2023-2024/TP53遺伝子《p53遺伝子》 [保]* 2,553点
- 臨床検査データブック 2023-2024/BRCA1/2遺伝子検査 (血液を検体とした自費検査)
- 臨床検査データブック 2023-2024/染色体構造変異解析《染色体ゲノムDNAのコピー数変化〔CNV〕およびヘテロ接合性の喪失〔cnLOH〕》《マイクロアレイ染色体検査〔CMA〕》 [保] 8,000点
- 新臨床内科学 第10版/【3】染色体検査,遺伝子検査
- 今日の診断指針 第8版/■小児疾患の最近の動向
- 今日の小児治療指針 第17版/形態異常を中心とした先天異常,遺伝性疾患の診断の進め方