診療支援
検査

尿ウロビリノゲン,尿ビリルビン   26点
★★★
urinary urobilinogen,urinary bilirubin
木村 健二郎
(JCHO東京高輪病院名誉院長)

基準値

・ウロビリノゲン:±~+

・ビリルビン:-(感度0.8mg/dL)


測定法 試験紙法(①ウロビリノゲン:Ehrlichのアルデヒド反応,②ビリルビン:ジアゾカップリング反応)


検体量 尿10mL(定性)


日数 当日


目的 肝・胆道系疾患のスクリーニング


Decision Level

■ウロビリノゲン

●2+~4+(増加)

[高頻度]急性肝炎,慢性肝炎,肝硬変,アルコール性肝障害,薬物性肝障害,心不全,溶血性貧血,内出血,紫斑病,便秘,腸閉塞 [可能性]体質性黄疸 [対策]肝障害をきたす疾患,溶血をきたす疾患の診断と治療

●-(減少)

[高頻度]肝内胆汁うっ滞,閉塞性黄疸,胆汁瘻,抗菌薬投与による腸内細菌の減少 [可能性]急性肝炎黄疸極期,高度肝不全 [対策]胆汁うっ滞に関する診断と治療

■ビリルビン

●1+~3+(増加)

[高頻度]急性肝炎,劇症肝炎,肝硬変,薬物性肝障害,アルコール性肝障害,肝内胆汁うっ滞,閉

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