診療支援
検査

胃液  
gastric juice
宿谷 賢一
(順天堂大学教授・医療科学部)
下澤 達雄
(国際医療福祉大学主任教授・臨床検査医学)

基準値

●外観 水様性透明~微乳白色

●臭気 無臭~軽い酸性臭

●粘液 少量

●比重 1.002~1.007

●pH 1.5~2.0

●1日分泌量 1,500~2,000mL

●胃酸分泌能

・基礎胃液分泌量(BSVR)と基礎酸分泌量(BAO)を表199に示す

・最高胃液分泌量(刺激後1時間胃液分泌量,MSVR),最高酸濃度(刺激後1時間内最高酸濃度,MAC)および最高酸分泌量(刺激後1時間酸分泌量,MAO)を表200に示す

●ペプシン分泌能 基礎ペプシン分泌量(BPO),刺激後ペプシン分泌量(SPO)および刺激後最高ペプシン濃度を表201に示す

●微生物 陰性,ときに口腔内常在菌が存在


測定法

・胃液酸度:pHメーター(またはpHスタット)を用いる滴定法,胃液測定法検討小委員会報告(日消誌 70:1016,1973)に準じる

・ペプシン濃度:Anson-Mirsky変法,胃液測定法検討小委員会報告(日消誌 80

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