診療支援
検査

メチル馬尿酸〔MHA〕
methylhippuric acid
大谷 壽一
(慶應義塾大学医学部教授・慶應義塾大学病院薬剤部長)
伊賀 立二
(東京大学名誉教授)

測定法 HPLC,GC


採取保存 採取した尿は,可及的速やかに検査することが望ましい.尿の保存は,冷凍保存を原則とするが,腐敗に注意すれば冷蔵も可


検体量 尿1~3mL


対象曝露物質 キシレン


日数 4~10日


臨床的意義

 有機溶剤作業に従事する労働者を対象として行われる特殊健康診断(有機溶剤等健康診断)の検査項目の1つである.メチル馬尿酸は,キシレンの主代謝物であり,尿中に排泄される.したがって,尿中メチル馬尿酸濃度は,労働者のキシレンに

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?