病態
胃粘膜上皮細胞から発生する悪性腫瘍で大部分が腺癌である
[参考]
胃癌治療ガイドライン第6版,2021
異常値
・血算・血液型 貧血(鉄欠乏性貧血),術前の検査
・生化学検査 低蛋白血症,術前の検査
・腫瘍マーカー(CEA,CA19-9など) 術前の検査,術後の経過観察
・上部消化管造影 腫瘍の部位や形態診断(早期癌か進行癌か,隆起型か陥凹型かなど)
・内視鏡 腫瘍の部位やサイズ,その形態診断(早期癌か進行癌か,隆起型か陥凹型かなど),出血の有無,癌の進展範囲,浸潤の程度,組織生検診断(分化型か未分化型か).色素散布,拡大内視鏡・特殊光観察など多彩な手段を用いることによりその病変の範囲診断や,質的診断能が向上した
・超音波内視鏡 癌の深達度診断
・腹部CT,PET 転移の検索
・腹部超音波 転移の検索
経過観察のための検査項目とその測定頻度
●内視鏡 術後,定期的に1年ごと
診断・経過観察上のポイント
①進行胃