診療支援
検査

神経性やせ症(AN),摂食障害
乾 明夫
(鹿児島大学漢方薬理学特任教授)

病態

 著しいやせ願望を伴う低体重・低栄養状態.制限型,むちゃ食い/排出型に分けられる


[参考]

 摂食障害治療ガイドライン 2012


異常値

・末梢血 白血球数は基準値~基準値以下,貧血

・電解質 Kは基準値以下(嘔吐を伴う場合)

・生化学 AST,ALT,アミラーゼ,コレステロールは基準値以下~基準値以上(ビタミン欠乏,低栄養,嘔吐,異化障害).アルブミンは基準値~基準値以下(低栄養,脱水).血糖は基準値以下

・下垂体ホルモン LH,FSHは基準値以下(視床下部性無月経).T3は基準値以下(低T3症候群).コルチゾール,GHは基準値~基準値以上.IGF-Iは基準値以下

・心理検査 一般的に,EAT(eating attitude test),EDI(eating disorder inventory),EDE-Q(eating disorder examination questionnaire),SC

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