適応
パーキンソン病,パーキンソン症候群
用法
散カ1日250~750mg 分1~3 (食直後) 以後2~3日毎に1日250mgずつ増量し,症例毎に最適量を定め維持量とする 標準維持量:1日1.5~3.5g(増減) 錠1日200~600mg 分1~3 (食後) 以後2~3日毎に200~400mgずつ漸増し,2~4週後に維持量として2.0~3.6gとする(増減) 静1日25~50mg 分1~2 静注・点滴静注(増減) ►生食液,ブドウ糖液等に希釈して点滴静注 ►静注の際は緩徐に
禁忌
1)閉塞隅角緑内障(眼圧上昇し,症状悪化のおそれ)
2)過敏症
注意
〈基本〉
①閉塞隅角緑内障のおそれがある場合は,隅角検査或いは眼圧検査を行うことが望ましい
②少量から開始し,慎重に維持量まで増量.他剤から切り替える場合,他剤を徐々に減量しながら本剤増量が原則
③長期投与による以下のような現象は適切な処置
a)wearing off(up and down)現象→1日用量の範囲内で投与回数を増す等処置
b)on and off現象→維持量の漸減又は休薬.症状悪化に際しては,他の抗パーキンソン薬併用等処置
➍前兆のない突発的睡眠,傾眠,調節障害及び注意力・集中力・反射機能等の低下→運転不可
⑤セレギリン塩酸塩等(B型MAO阻害薬)併用の際は,使用前に必ずセレギリン塩酸塩の添付文書を参照
➏病的賭博,病的性欲亢進,強迫性購買,暴食等の衝動制御障害の報告,また衝動制御障害に加えてレボドパを必要量を超えて求めるドパミン調節障害症候群が報告→減量中止等処置.患者・家族にこのような衝動制御障害の症状について説明
〈検査〉ニトロプルシドNa水和物の検尿テープによる尿検査では,ケトン体反応が偽陽性になる場合がある 〈適用上〉
①注
溶解調製時:本剤はアルカリ溶液中で分解し,着色(褐色~黒色).アルカリ性注射剤との混合回避
②静注時ゆっくり投与
〈そ