適応
錠アレルギー性鼻炎,蕁麻疹,皮膚瘙痒症,湿疹・皮膚炎,痒疹 DSシ気管支喘息,アトピー性皮膚炎,蕁麻疹,痒疹
用法
錠1回30mg 1日2回 朝・就寝前(増減) 小児DSシ1回0.5mg/kg 1日2回 朝・就寝前(増減) ►1回最高用量:0.75mg/kg
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
➊眠気等→運転不可
②末梢血中好酸球増加→経過観察を十分に
➌気管支拡張薬,全身ステロイド薬と異なり,既に起きている発作を速やかに軽減する薬剤ではないことを患者に十分注意 錠季節性患者では,好発季節を考えて,その直前から開始し,終了時まで継続が望ましい シ用時よく振って用いる
配合DS他の液シロップ剤との混合で分散性低下→配合不可(正確な用量調整困難)
〈検査〉アレルゲン皮内反応抑制,確認に支障→検査前は投与不可
患者背景
〈合併・既往〉長期ステロイド療法で,本剤投与によりステロイド減量の場合は,十分な管理下で徐々に 〈肝〉肝障害又はその既往歴(悪化又は再燃)
〈妊婦〉禁忌(動物で口蓋裂,合指症,指骨の形成不全等の催奇形作用が報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行) 〈小児〉幼児(特に2歳以下)で錐体外路症状発現→過量投与回避 〈高齢〉主に肝代謝のため肝機能低下→慎重に
相互
〈併用注意〉アルコール性飲料,中枢神経抑制薬(麻薬性鎮痛薬,鎮静薬,催眠薬等):眠気,倦怠感等が強く現れるおそれ 飲食物表
過量投与
〈症状〉頸部硬直等の錐体外路症状,痙攣,意識障害,傾眠,血圧低下,洞性徐脈,縮瞳等が発現した例がある
副作用
〈重大〉
1)肝炎,肝機能障害(0.5%)(AST・ALT・γ-GTP・ビリルビン・Al-P・LDHの著しい上昇等を伴う),黄疸(初期症状:全身倦怠感,食欲不振,発熱,嘔気・嘔吐等)→中止等処置
2)ショック,アナフィラキシー(血圧低下,呼吸困難,全身紅潮,咽頭・喉頭浮腫等