適応
1月経困難症
2生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整
注意2妊娠率や生産率の報告を踏まえると,本剤を含む卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤の併用で調節卵巣刺激の開始時期の調整を行った場合は,開始時期の調整を行わない場合と比べて,妊娠率や生産率が低下する可能性あり→患者に説明した上で,本剤の投与の要否は,患者ごとに治療上の必要性及び危険性を考慮して慎重に判断
用法
11日1錠を毎日一定の時刻に21日間経口投与し,その後7日間休薬.以上28日間を投与1周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず,29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返す 21日1錠を毎日一定の時刻に通常,14~21日間経口投与 注意
➊毎日一定の時刻に服用
➋飲み忘れ等がないよう服用方法を十分指導
➌万一前日の飲み忘れに気付いた場合,直ちに前日の飲み忘れた錠剤を服用し,当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用.2日以上服薬を忘れた場合は,気付いた時点で前日分の1錠を服用し,当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用し,その後は当初の服薬スケジュールどおり服用を継続
④1初めて服用させる場合,原則として月経第1~5日目に服用を開始
⑤11年を超える投与における有効性及び安全性は未確立,1年を超える投与は治療上必要と判断される場合にのみ行い,定期的に画像診断及び臨床検査(血液検査等)を行う等,患者の状態に十分注意
⑥1配合錠ULDのエチニルエストラジオールの用量は配合錠LDより低用量であり,臨床試験で配合錠LDと比較して不正性器出血の発現率が高いことを踏まえ,症状や治療目標に応じて治療薬を選択
禁忌
1)本剤の成分に対し過敏性素因
2)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌,子宮内膜癌),子宮頸癌及びその疑い(悪化,顕性化を促す)
3)診断の確定していない異常性器出血(性器癌の疑い.出血が性器癌による場合は,癌の悪化或いは顕