適応
1月経困難症
2生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整
注意2妊娠率や生産率の報告を踏まえると,本剤を含む低用量卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤で調節卵巣刺激の開始時期の調整を行った場合は,開始時期の調整を行わない場合と比べて,妊娠率や生産率が低下する可能性→このことを患者に説明した上で,本剤の投与の要否は,患者ごとに治療上の必要性を考慮して慎重に判断
用法
1次の何れかを選択
①1日1錠を毎日一定の時刻に21日間連続経口投与し,その後7日間休薬.以上28日間を1周期とし,出血が終わっているか続いているかに関わらず29日目から次の周期を開始し以後同様に繰り返す
②1日1錠を毎日一定の時刻に77日間連続経口投与し,その後7日間休薬.以上84日間を1周期とし,出血が終わっているか続いているかに関わらず85日目から次の周期を開始し以後同様に繰り返す
21日1錠を毎日一定の時刻に,通常,14~28日間連続経口投与 注意
➊毎日一定の時刻に服用させる
➋本剤の服用に当たっては飲み忘れ等がない様服用方法を十分指導
➌万一前日の飲み忘れに気付いた場合,直ちに前日の飲み忘れた錠剤を服用し,当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用.2日以上服薬を忘れた場合は,気付いた時点で前日分の1錠を服用し,当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用し,その後は当初の服薬スケジュール通り服用を継続
④1初めて服用させる場合,原則として月経第1~5日目に服用を開始させる
禁忌
1)本剤の成分に対し過敏性素因
2)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌,子宮内膜癌),子宮頸癌及びその疑い(腫瘍の悪化或いは顕性化を促す事がある)
3)診断の確定していない異常性器出血(性器癌の疑いがある.出血が性器癌による場合は癌の悪化或いは顕性化を促す事がある)
4)血栓性静脈炎,肺塞栓症,脳血管障害,冠動脈疾患又はその既往(血液凝固能が亢進され,当該症状が増悪