適応
避妊
用法
〔トリキュラー21〕
①1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(赤褐色錠から開始)21日間連続投与し,7日間休薬
②以上28日間を投与1周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返す
〔トリキュラー28〕
①1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(赤褐色錠から開始)28日間連続投与
②以上28日間を投与1周期とし,出血が終わっているか続いているかにかかわらず29日目から次の周期の錠剤を投与し,以後同様に繰り返す
経口避妊剤は,HIV感染(エイズ)及び他の性感染症(例えば梅毒,性器ヘルペス,淋病,クラミジア感染症,尖圭コンジローム,腟トリコモナス症,B型肝炎等)を防止するものではないこと,これらの感染防止には,コンドームの使用が有効であることを服用者に十分説明.尚,必要に応じ,性感染症検査の実施を考慮
禁忌
1)本剤の成分に対し過敏性素因のある女性
2)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌,子宮内膜癌),子宮頸癌及びその疑い(腫瘍の悪化・顕性化を促す)
3)診断の確定していない異常性器出血(性器癌の疑い→出血が性器癌による場合は,癌の悪化或いは顕性化を促す)
4)血栓性静脈炎,肺塞栓症,脳血管障害,冠動脈疾患又はその既往歴(血液凝固能が亢進され,症状が増悪)
5)35歳以上で1日15本以上の喫煙者(心筋梗塞等の心血管系の障害が発生し易くなる)
6)前兆(閃輝暗点,星型閃光等)を伴う片頭痛(前兆を伴わない患者に比べて脳血管障害が発生し易くなるとの報告)
7)肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症,亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症(血栓症等の心血管系障害が発生し易くなるとの報告)
8)血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症,糖尿病性網膜症等)(血栓症等の心血管系の障害が発生し易くなるとの報告)
9)血栓性素因