基準値 6~43IU/L/37℃
共用基準範囲
・男性:10~42U/L
・女性:7~23U/L
パニック値 300IU/L/37℃以上
パニック値とその原因病態・危険病態表
測定法 自動分析装置(UV法):日本臨床化学会(JSCC)勧告法処方に基づく
検体量 血清0.5mL
日数 1~4日
目的 肝細胞からの逸脱酵素であり,肝胆道系疾患,特に肝疾患の検出,程度,経過把握の重要な指標
NOTE ALTはアラニンアミノトランスフェラーゼの略.GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)と同義だが,ALTが使われる傾向にある
Decision Level
●1,000IU/L以上(高度増加)
[高頻度]ウイルス性急性肝炎(極期),ウイルス性慢性肝炎の急性増悪 [可能性]劇症肝炎,薬物性肝障害,虚血性肝炎(ピーク時) [対策]感染源,薬物,血圧低下の問診.AST,LDと比較.肝炎ウイルスマーカーの検索.総ビリルビン
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