基準値
●TMパナセラ®「プレート」(富士レビオ)
血漿,血清ともに
・男性 2.1~4.1FU/mL
・女性 1.8~3.9FU/mL
●ステイシアCLEIA TM(PHC)
血清:12.1~24.9U/mL
測定法 ELISA法
検体量 血清0.3mL
日数 2~6日
目的 細小血管障害の存在の推定
Decision Level
●高値
[高頻度・可能性]播種性血管内凝固症候群(DIC),血栓性血小板減少性紫斑病(TTP),急性呼吸促迫症候群(ARDS),腎不全,糖尿病,全身性エリテマトーデス(SLE) [対策]原疾患の診断と治療
●不変
[高頻度・可能性]心筋梗塞,狭心症,閉塞性動脈硬化症,深部静脈血栓症,脳出血
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
トロンボモジュリンは血管内皮細胞より産生されるトロンビンと複合体を形成して凝固阻害因子のプロテインCを活性化する.脳の血管を除き,全身血管に広範囲に存在する物質である.
関連リンク
- 今日の治療指針2025年版/血栓性微小血管症(thrombotic microangiopathy:TMA)
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- 臨床検査データブック 2025-2026/t-PA・PAI-1複合体〔PAIC〕 [保] 240点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/α1-アンチトリプシン〔α1-AT〕 [保] 80点
- 臨床検査データブック 2025-2026/抗血小板自己抗体《血小板関連IgG〔PAIgG〕》 [保] 190点
- 臨床検査データブック 2025-2026/血管内皮増殖因子〔VEGF(VEGF-A)〕 [保] 460点
- 臨床検査データブック 2025-2026/ヘモペキシン [保] 180点
- 臨床検査データブック 2025-2026/血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)