今日の診療
検査

抗SRP抗体
anti-signal recognition particle antibody
吉田 佳弘
(日本赤十字社小川赤十字病院リウマチ科部長)
三村 俊英
(埼玉医科大学教授・リウマチ膠原病科)


基準値 陰性(1.0IU/mL以下)


測定法 ELISA法


検体量 血清0.1mL


日数 約2週間


目的 免疫介在性壊死性ミオパチー(immune-mediated necrotizing myopathy;IMNM)診断の補助


Decision Level

●陽性

[可能性]IMNM [対策]診断確定には適切な部位の筋生検が必要


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

 炎症性ミオパチーは免疫学的機序で筋線維が障害される疾患の総称であり,単に「筋炎」と呼ぶ場合も多い.臨床症状や筋病理所見,さらに自己抗体の種類によって分類・定義されるが,IMNMは病理学的に炎症細胞浸潤に欠けるかほとんどなく,筋線維の壊死・再生が顕著な像をとるとされている.自己免疫機序が想起されており,抗SRP抗体と抗HMGCR抗体とが見いだされている.

 抗SRP抗体が標識するSRPは7SL-RNAと6種類のポリペプチドから構成される細胞質RN

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