基準値 陰性(5.0U/mL未満)
測定法 ELISA
検体量 血清0.4mL
日数 2~8日
目的 視神経脊髄炎(neuromyelitis optica;NMO)の診断
Decision Level
●陽性
[高頻度]NMO,NMO関連疾患 [対策]頭部や脊髄のMRI,脳脊髄液検査などを行い,診断を確定し,治療を行う
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
従来多発性硬化症の亜型と考えられてきた,視神経と脊髄を病変の主座とする中枢神経の炎症性疾患であるNMOに,特異的に抗AQP4抗体が陽性となることが報告され,同抗体はNMOの診断に有用であるとともに病態にも関わる因子と考えられている.多発性硬化症とNMOでは病態が異なり,再発予防のための治療法が異なることが明らかとなっており,両者の鑑別は臨床的にもきわめて重要である.視神経炎あるいは脊髄炎のどちらか一方のみを呈する症例でも陽性となることがあり,同様の病
関連リンク
- 臨床検査データブック 2025-2026/抗DNA抗体抗2本鎖DNA〔抗ds-DNA〕IgG抗体抗1本鎖DNA〔抗ss-DNA〕IgG抗体 [保] 159点
- 臨床検査データブック 2025-2026/抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体〔抗ARS抗体〕 [保] 190点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/抗ミトコンドリア抗体〔AMA〕 [保] 181点
- 臨床検査データブック 2025-2026/抗ミトコンドリアM2抗体 [保] 189点
- 臨床検査データブック 2025-2026/抗肝腎ミクロソーム抗体〔抗LKM-1抗体〕 [保] 215点
- 臨床検査データブック 2025-2026/抗GQ1b IgG抗体〔抗GQ1b抗体〕 [保] 460点
- 臨床検査データブック 2025-2026/髄液 髄液オリゴクローナルバンド [保] 522点
- 今日の診断指針 第9版/多発性硬化症
- 今日の診断指針 第9版/急性散在性脳脊髄炎