基準値 陰性
測定法 ラテックス凝集法
検体量 血清0.8mLまたは髄液0.8mL
日数 約60分(院内検査),2~4日(院外検査)
目的 ヒト由来の検体より分離したCryptococcus neoformansの同定
Decision Level
●陽性
[高頻度]クリプトコックス症 [対策]抗真菌薬の投与.確定診断にはC. neoformansを分離同定する必要があり,髄液,喀痰,気管支肺胞洗浄液,肺組織,皮膚組織などの培養検査も同時に行う
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
C. neoformans(クリプトコックス属真菌)は主に肺や皮膚から感染して病巣を形成する.肺クリプトコックス症が多いが,播種性感染症を起こすことがある.特に中枢神経系に播種して,脳髄膜炎を起こすことが多い.感染源としてハトなどの鳥の糞との関与が示唆されており,環境中に浮遊する菌を吸入して,あるいは創傷のある皮膚を介して感染
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