基準値 7.5U/L以下
測定法 CLIA
検体量 血清またはEDTA血漿0.4mL
日数 2~5日
目的 造血器腫瘍の診断.細胞分裂の活動性マーカー.ただし現在,受託検査会社はない(2024年6月現在)
Decision Level
●高値
[高頻度]急性白血病93%,その他の悪性腫瘍,急性ウイルス感染 [可能性]骨髄異形成症候群35%,再生肝,ウイルス疾患,妊娠 [対策]腫瘍診断には,感染のない時期を選ぶか,感染を治療した後に再検する
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
チミジンキナーゼ(TK)活性は,デオキシヌクレオチド生合成の再利用系に働く酵素で,チミジンがDNA代謝に組み込まれる際,チミジンの1リン酸エステルへの変換を触媒するDNA合成酵素である.
したがって,TK活性は,細胞の分裂増殖の指標となり,細胞分裂増殖が亢進する疾患や病態で高値となる.すなわち,悪性増殖性疾患,特に白血病や悪性リンパ腫
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